実録!上司に妊娠報告の巻

前回のあらすじ
大きな病院に転院することになったが、おおきな病院の診療時間=勤務時間。
どないすべかーと思ったけど、ちゃちゃっと上司に妊娠報告することを決定。
上司に報告するまでのなんやかや
小さな会社といえど、いや、小さな会社だからこそ他の人の耳が気になります。
今の状況的には、最低限の人にしか妊娠している事実を知られたくありません。
なぜなら、流産したときにお互い面倒だから!
気を使うなったって気を使うだろうし、こっちとしては気を使われることに気を使うよね。
そういうのは仲のいい人たちだけで良いんだよ。
さて、伝えるべき上司は2人だけれども、片方に伝えればもう片方に伝えてくれるでしょう。
ってことで男女1人ずつの上司から報告相手は、当然女性の方をチョイス。
普段は2人きりの時間も多いのに、こんな日に限って周囲に他の人がいる。
う~ん、改まって場所を設けなきゃいけないんだろうか。
大事みたいで嫌だなー。
いざ、妊娠報告に尋常に参らん
ぐだぐだとしていると、突然訪れた2人きりチャンス。
これを逃したら次がない。
すかさず上司に声をかけて報告開始。
あの、課長、すいませんお話があるんですけど。
と、切り出すと課長はこちらを向いて目で続きを促します。
「実は、妊娠していまして昨日も病院に行ったんですけど」
と本題に入りかけたところで、
「あぁだから昨日はあんなに急いで帰ったんだ!」
と何やら別のところで腑に落ちた様子。
えぇ確かに、診察時間内に着けるとは思っていましたけど実際にはどれくらいかかるか分からなかったので、終業時間になったらすぐに会社を飛び出しました。
だけども続きを聞いて欲しい。
「それでですね、一緒に子宮筋腫も見つかって大きな病院に移ったほうが良いということでS医大に移るんで、来週の月曜日遅刻させてください。
流産の可能性もあると言われていてどうなるか分からないんですが、S医大の診療時間が平日の9時5時で、今後も遅刻とか早退とか増えると思うんです」
よし、言い切った。
あとは社交辞令でお礼と謝罪をぶちかまして会話を〆でOK。
上司からは、はい分かりましたという返答でとてもドライに終了。
まー未婚の部下が妊娠した、しかも流産すっかもって言われたら「おめでとう」でも無いしな…「体に気をつけてね?」なんだろうな。
でも、まぁ「子供を産むんだったら協力するからね」と向こうから熱く語ってくれた人とは思えないくらいドライだったな。
いやいや、報告する側としては騒ぎ立てず、事務的にして貰ったほうが気が楽だよね。
その後はどこの婦人科に行っていたのかの話になり、そんなところにあるんだーと世間話。
早めに伝えられて気が楽になったかな。
しっかし、必要にかられてだけど親にも姉弟にも友達にも伝えていない妊娠を、まず上司に伝えるってなんだか不思議だわ~。
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